インフラエンジニアも人間じゃない?

インフラエンジニアの備忘録

そのモバイルバッテリー、本当に安全?

どうも、こんばんは。
インフラエンジニアの僕ですが今回はインフラエンジニア的な事とは無関係な記事です。すみません。
その理由はこちらです。
nell17world.hatenablog.com

大容量のモバイルバッテリーを用意しておけば確かにスマホのバッテリー切れには困りませんね。
こちらの方はどうやらPSEマークも気にして製品を選定しているようです。

これは間違いではないですが、必ずしも正解とは言えません。
インフラエンジニアの仕事でもそうですが、危険なのは絶対に安全だと信じることです。

何が問題なのか、こちらを御覧ください。

www.baysun.net

スマホやモバイルバッテリーで使われているリチウムイオン二次電池は非常に高いエネルギー密度となっています。
万が一爆発や炎上した場合、どれぐらいの被害になるかを自覚しておくべきでしょう。

例えば約20000mAh(20Ah)のリチウムイオン二次電池の場合、以下の計算でおよそのエネルギー量がわかります。

3.7V × 20Ah = 266.4kJ

この計算はGoogleで入力するだけでも簡単にできます。
今回の計算で20000mAhのモバイルバッテリーはおよそ270kJのエネルギーを持っていることがわかりました。
しかし、270kJとは一体どれほどのエネルギーか直感的にわかりませんね。

せっかくなので水をどれぐらい加熱できるのかにたとえてみます。
1mlの水を1度あたためるのに4.19J必要なようなので、ペットボトル500mLをどれぐらい暖められるのか考えてみましょう。

270kJ ÷ 4.19J ÷ 500mL = 127

どうやら127度暖められるようなので、冷蔵庫に入っていた水も沸騰するほどのエネルギーをもっているわけですね。

モバイルバッテリーは大容量であればいいというわけでもないので、適切な容量を選んで使いましょう!